「さらに言えば」基礎自然科学においても「とんでもない発想」からの「挑戦をやりやすくする環境」が重要

日経新聞のインタビューで、今年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった本庶佑・京都大学特別教授が大変よいことを述べている。「計画を立てて金をかければできることはイノベーションではない。金で解決することとイノベーションは次 … “「さらに言えば」基礎自然科学においても「とんでもない発想」からの「挑戦をやりやすくする環境」が重要” の続きを読む

日経新聞のインタビューで、今年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった本庶佑・京都大学特別教授が大変よいことを述べている。「計画を立てて金をかければできることはイノベーションではない。金で解決することとイノベーションは次元が違う。」「目的が決まった研究費はイノベーションを生むお金の使い方ではない。研究者を型にはめてしまうため、とんでもない発想を生み出せないからだ。」「近年は特に研究費のバランスが型にはめる方向に寄りすぎており、問題だ。もっと自由にやらせる方向に比重を持ってこないといけない」、、、

日経2018年12月3日 ノーベル賞・本庶佑氏「ばかげた挑戦が革新生む」

そのとおりだと思う。さらに言えば、ますます集団化・巨大化する、昨今の基礎自然科学の在り方はどうか? 個の科学者が生み出す「とんでもない発想」からの「挑戦をやりやすくする環境整備」が重要である。